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鈴木成一と本をつくる

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ブックデザイナー鈴木成一さんによる「超実践 装丁の学校」授業レポートを中心に、装丁に関する記事をアップします。
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記事一覧

鈴木成一と本をつくる【Season2】「デザイナーの勇み足は、編集者からすると品がない…

私たちと地続きの監視社会  2025年も1ヶ月が過ぎようとしている。ドナルド・トランプの大統…

読書百景
5日前
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鈴木成一と本をつくる【Season2】「なんでAIが盛り上がってるか、わかる?」#1

異例尽くめの講義、再び  前代未聞の講義が、早くも帰ってきた。  2024年の夏に開催された…

読書百景
2週間前
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鈴木成一と本をつくる#5後編 「叩かれれば叩かれるほど鍛えられていく」

タイトルは発明である  この夏の東京は、強烈な雷雨に見舞われることが多かったが、この日も…

読書百景
5か月前
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鈴木成一と本をつくる#5前編 「みなさんの装丁をいろいろイジりたおしてきましたけど…

ついに最終授業!  30年以上にわたって1万冊超の本を装丁してきたブックデザイナー・鈴木成…

読書百景
5か月前
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鈴木成一と本をつくる#4 「ブックデザインとはなんぞや」

オビはチラシではない 鈴木成一の「超実践 装丁の学校」も、初回からはや1ヶ月が経った。もの…

読書百景
6か月前
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鈴木成一と本をつくる#3 「感性を磨け。自分が喜ぶものに触れよ」

イラストとタイポが殺し合わないために  梅雨の湿気と連日の猛暑にうんざりな7月上旬だった…

読書百景
6か月前
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鈴木成一と本をつくる#2 「デザイナーには勇気も人徳も必要である」

くちびるを固く結びながら「このデザインは買うに値するのか?」 「イラストとタイポ(グラフィ)が殺し合ってるよ」 「これじゃ、わけがわからないと思うな」  受講生たちの装丁案が次々と講評されていく。その批評は端的で鋭い。前回授業から2週間、受講生たちが愚直に課題作品『誘拐ジャパン』(横関大・著)と向き合い、練り上げられたデザイン案が丸裸にされていく。その光景に、取材者の私までたじろいでしまう。もしもライターで生業をたてる自分の文章が、大勢の前でこんなふうに評されたら・・・・・

鈴木成一と本をつくる#1「装丁において繰り返し使える方法はない」

かたちある本の魅力と可能性 継承が難しい時代だ。  日々猛スピードで技術が更新されていく…

読書百景
7か月前
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鈴木成一と本をつくる #0 はじめに

 昨年8月末のある夜、スペイン料理屋でパエリアをつついていた時のことでした。隣でワイング…

読書百景
8か月前
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